私は、電気のメーカーで29年間営業の仕事をしていました。ちょうど3年前に会社として4度目の早期退職の募集がありました。12年間の間に4回の早期退職と言うことで、これからの厳しい状況と今退職した方が上乗せ金額が多いと考えて手と上げました。そしてハローワークに通い始めたのですが、その頃は月に2度、会社に応募して履歴書を出さないと失業保険がもらえないというシステムでした。そんな中でハローワークの勧めで、履歴書の書き方等の研修を受けることになりました。2日間の研修で面倒くさかったのですが、履歴書を1回出したのと同じポイントになるということでシブシブ行きました。

受講して最初の話の中で、営業のための転職と言う内容の話がありました。それは今までにも何度か聞いた話なのですが、営業を何年やっていても、それは自分の有力なポイントにはならないということでした。つまり、世の中に営業社員は何万人もいて有り余っているというのです。とは言われても、この講師の人に何万人と言う営業社員がどんな思いをしていままで仕事をしてきたのか知っていますか?と言いたかったですね。営業は数字を上げるために男芸者のようなことをしたり、家族のことを思ってじっと耐えるなど何度も経験しているのにと。ただそんなことは所詮愚痴ですけどね。研修の中で、営業の経験、そして役職者だった人はそのプライドを捨てて、新入社員の気持ちにならないと新しい職場ではうまくやっていけないという話しは納得しました。

それと驚いたのが、営業職しか経験なく資格や手に職を持っていない人は、歳の数と同じだけの履歴書を出さないと職が決まらないということでした。なんか、なんとなく役に立ったような立たなかったような研修でした。参加していた人たちと話したのですが、みなさんハローワークの勧めや会社で用意してくれた就職あっせん業者の勧めでこの研修を受けに来ていました。私が話したのはグループになった8名でしたが、何とみなさん前職は営業でした。やはりこれだけ営業社員が多いと苦労したとかそんなことは関係なく、何か人より抜きに出たものがないと就職はなかなか難しいと言うことだと痛感させられました。それからしばらく履歴書を出し続けたのですが、まったく引っかかりません。結局、ビル管理の訓練校に行くことにして勉強を始めました。私と一緒に会社を辞めた人間は48歳でしたが、履歴書を45社に出したそうです。厳しい世の中です。負けないしっかりした気持ちを以て就職に臨まないと挫けてしまいますよ。